アンティークのダイニングチェアです。 英国輸入当時のまま倉庫に保管しておりましたが、整理の為出品致します。 詳細は下記をご参照ください。 推定年代：1930年前後 材質：ウォールナット 塗装：シェラックニス塗装（自然塗料） 様式：折衷様式（エクレクティックスタイル） ※各時代様式のデザインを融合した様式名称 ・背もたれの彫刻は”ロゼット模様”（ルネッサンス期） ・前脚の挽物形状はネオクラシズム期に類似 サイズ： WDH（幅×奥行×高さ）…460 × 500 × 880 SH（座面高さ）…470 未修理品になります。 一見状態が良いように見えますが、座面フレームから前脚にかけてキクイムシの虫穴が多く見られます。人によっては不愉快に感じるかもしれません。 ただし通常に座れる強度はあり、明らかなぐらつきやかたつきは見られません。 虫食い穴は殺虫および接着剤塗布処理を行っており、木屑も落ちてきません。 座面に関しては、生地に損傷はありませんが経年劣化による変色と黴臭さはあります。またフレーム際部分のブレード（生地を鉄釘で打ち付けてある箇所を隠す紐材）は接着剤が剥がれている個所があります。 裏生地は麻布で、中身は確認しておりませんが推測するに芝か天然繊維などが詰められており、へたっている状態です。 座面は一応、衣類用除菌スプレーと天日干しをしております。 直接肌に触れて座るのはお勧めしません。 インテリアや什器、玄関での靴履替用椅子、あるいは生地張替など用途次第ではまだ使用できると思います。 彫刻はかなり丁寧で綺麗な部類に入る個体だと思います。 挽物脚も精度が高く、全体的にシンプルでありながら上品なディティールです。 使用されている木材自体は堅いですが、全体的な構造であったり特に前脚は華奢な作り（くびれ）となっているため、乱雑な使用はお控えください。 家具の配送は破損事故がまま起こり得る為、過剰過ぎない程度には養生梱包を致します。 購入者様にはお手数をおかけしますが、養生材の分別処分をあらかじめご了承の上、購入を頂けると幸いです。 ご要望であれば、足裏にフェルトをお貼りすることもできます。 他、ご質問があればお答えできる範囲でお返事差し上げます。